天鳳三段の鳳凰ベイビーが今考える勝てる打ち方について

 昨年秋ぐらいから天鳳をボチボチやっていて、三段まではスムーズに来れたのですが、途中で全くと言っていいほど勝てなくなり、色々と打ち方を見直しました。

 すると直近の40半荘で平均順位2.35、和了率24.5%、放縦率7%とかなりいい成績を出せたので、この感覚を忘れないために、今考えていることを書き残しておこうと思います。

 

一向聴で危険牌は原則押さない。逆に聴牌では少しだけ押す。

 一向聴で絶対押してはいけないという訳ではないと思う。例えば自分の手に打点があり、押す牌が相手に通りそうな牌(捨て牌の筋牌)等であれば全然押してもいい。ただ原則は一向聴では和了がりを諦め、ベタオリに徹するべきだと思う。

 逆に聴牌では一向聴よりは押す場合が多い。聴牌した時点で自摸が四倍に増えるようなものだし、自分の手が2,000点でも相手の手を蹴れるならばそれは点数以上に大きな価値がある。

ただし聴牌でも以下の場合では押さない方がいいと思っている。

①親の聴牌に対して自分が安手の時。(自分が他家と点差があるラス目の時は例外)

②ドラポン等で高い打点が見えている時。

③ラス目が聴牌している時。

 

〇ラス目で他家と点差が開いたら基本は大物手狙い。親の連荘は大歓迎。

こういう状況になったら四着を覚悟して打つ。

「大物手を和了上がれたらラス回避できてラッキー」

これぐらいのマインドで余裕を持って大きく打つ。

 安手を上がって点差を地道に詰めようなんて思ってはいけない。他家にとっては大した点棒状況の変化もなく局が進んでいくことが何よりの安心なのだ。

 また他家の聴牌に対して勝負するのも基本は上に書いた基準でいいと思う。ラス目だから押し気味とはよく言われるけれども、一向聴から無筋を何枚も通すとか、他家の聴牌気配を無視して打つみたいなことは結局ラス率を上げている気がする。麻雀は四人でやるゲームだから必ずしも自分が上がらなくてもいい。三着目が親の大物手に振込んで結果的にラス回避できたなんてことはよくあること。

 親の連荘は大歓迎。自分にいい手が入るまではその親に連荘して貰うのだ。他家が親に振込んで自分との差が縮まるならばなお良い。自分がクズ手で親が鳴き仕掛けを入れている場合に、その局は自分の和了りを放棄し、親の和了りを支援するといったちょっとセコイ戦略も大切。

 

〇リードが取れたら和了り優先。但しオリの判断は早めに。

 早めに他家に対してリードを取れたら、打点よりも和了りの早さを意識した手作りをする。役牌は当然一鳴きだし、急所のカンチャンは役がその時点で付いていなくてもガンガン鳴いていく。ただし、他家の聴牌状況には人一倍気を使う。2鳴き後に手出しがあったらほぼ聴牌しているし、捨て牌の三段目に差し掛かったら誰か一人は聴牌していると思った方がいい。とにかく他家を警戒し、オリの判断は早くする。ドラポンされたら自分の手が安ければその時点でオリてもいい。

 

和了率を上げて放縦率を下げるとは

 まず放縦率を下げることが大事。前述したとおりラス目になると大物手を狙わないといけないから、基本は放縦しないことを意識しながら打つ。

 東場でひょっこりマンガン手が和了れたりしてそこそこ点差のあるトップ目になったら、局を流すために全力で安手でもいいから早上がりを狙う。そうすると和了回数が増え、全体で見たときに和了率が高くなる。

つまりまとめると、

①放縦率は常に低く保つ。

和了率はトップ目では高く(安手でも和了れるから)、

ラス目では低い(大物手しか和了れないから)。

これによって高和了率・低放縦率というのが実現するのだと思う。

 

 なんか見返すと色々偉そうな感じの書き方になっていますが、たかが三段の言う事です。しかもたった40半荘のデータです。100半荘やる頃には全く違う成績になっているかもしれません。今後打ち続けることで絶対また壁にぶつかります。ただそうなった時に試行錯誤して壁を越えていくのが麻雀の醍醐味だと思っています。もっと麻雀が上手くなった時に笑いながらこの記事を見ていられるといいなと思います。